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初心者向け 音楽理論(その3)

前回メジャーコード・マイナーコードについて簡単に説明しましたが、

ここではもう少しコードについて詳しく説明していきたいと思います。

コード進行について(その2)

コードとは最低でも2つの音程が重なってできたものをいい、その中で一番低い音を「ルート音」といいます。

例えば「C」シーメジャーでは

「ド」「ミ」「ソ」の音を重ねたコードなので

一番低い音は「ド」、ルート音は「ド」になります。

このように3音で構成されたコードをトライアドと言います。

ちなみにルート音さえ動かさなければ音を付け足したり、オクターブ動かしてもコードは変わりません。

上の2つとも「C」シーメジャーになります。

このコード構成音の配置を「ボイシング」といい

上のコードは「ド」と「ド」の間が1オクターブ離れており、全体が1オクターブ以上ある広い配置を「オープンボイシング

上のように最も狭い配置を「クローズドボイシング」と言います。

 

 

スケールについて

上の記事でメジャーコードとマイナーコードを覚えたと思いますが、その覚えたコードを好き勝手に並べてしまうとコード進行に違和感やメロディの音が外れてしまいます。

コード進行は基本的に決められたルールを守って並べます。それがスケールです。

スケールとは音階で決められたパターンやセットのことをいい、「C」シーメジャーではこの音しか使わない、「Em」イーマイナーではこの音しか使わないというようにルールがあります。

このルールを守ることによってコード進行に違和感を感じたり、メロディの音が外れるということがなくなります。

 

スケールの覚え方

では実際各スケールで使う音をどのようにして覚えるのか?

鍵盤を見ると「C」から「B」まで白鍵と黒鍵が合計12個あります。

それぞれの音がメジャースケールとマイナースケールを持っているので合計24パターン覚えなくてはいけないのか、、、。

と思うかもしれませんがそんなことありません。

メジャースケールとマイナースケールで使う音を覚えれる法則があります!!

まず隣の鍵盤に移動する事を「半音」、1つ飛ばして移動する事を「全音」ということを覚えて下さい。

メジャースケールの覚え方は

一番低いルート音から「全・全・半・全・全・全・半」の順番で隣に移動する事で使う音を覚えれます。

これは白鍵でだけを使う「C」シーメジャースケールです。

次は試しに「E」をルート音として始めると、、、

これが「E」イーメジャースケールで使う音になります。

次はマイナースケールの覚え方です。

一番低いルート音から「全・半・全・全・半・全・全」の順番で隣に移動すると使う音が覚えれます。

これは「Cm」シーマイナースケールです。

同じく「E」から始めると、、、

こちらが「Em」イーマイナースケールで使う音です。

この法則さえ覚えていればどのスケールでもどの音を使えばいいかわかるようになります。

 

最後にこの記事で覚えておいてほしいのは

・コードはルート音さえ動かさなければ他の音を動かしたり、足したりしてもいい。(ただしスケールにそった音にする)

・明るい響きをもつメジャースケールで使う音は「全・全・半・全・全・全・半」

・悲しい響きを持つマイナースケールで使う音は「全・半・全・全・半・全・全」

この3つを覚えておいてください。

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